秦野市猫との暮らしを考える会とは

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ごあいさつ

私たちは普段、それぞれが仕事を持ち、働きながらこの会を運営しております。
メンバーは現在14名です。(内、神奈川県動物愛護推進委員2名)
猫を飼っているメンバーも犬を飼っているメンバーもおります。猫を飼っているメンバーは全員、もと野良猫を保護し「うちの猫」として毎日を一緒に暮しております。

この会で一番大切にしていることは「命」について考えていくという事です。
命あるものに対し虐待や遺棄があってはならないことは猫に対しても同じです。

TNR活動や地域猫活動は容易ではありません。「誰かがやってくれる」のではなく、自分たちの暮らす地域の環境を自分たちで守ろうという取り組みです。地域住民のみなさまが主体となり、ボランティアも出来る範囲でお手伝いさせていただきながら、飼い主のいない猫を増やさないよう避妊去勢手術をし、耳先カットをした猫たちにはルールを守った餌やりをし、排泄物は片付け、衛生を保ちながら、ゆるやかに飼い主のいない猫を減らしていこうという取り組みです。

地域住民のみなさまのご理解や、ご協力が得られなければ成り立たないこの活動を始めるにあたり「飼い主のいない猫を減らす為にはどうしたら良いか」メンバーひとりひとりが試行錯誤をくり返し「TNR活動」や「地域猫活動」を少しずつでも前へ進めていこうという決意で秦野市猫との暮らしを考える会が発足いたしました。

近い将来、地域住民のみなさまにも「TNRされた猫」や「地域猫」へのご理解が深まり、みなさまと飼い主のいない猫たちが穏やかに共生していけるよう、そして将来は飼い主さまに適切な飼養管理をされた「幸せな飼い猫たちだけ」になることをねがい、この活動を継続していきたいと考えております。

秦野市猫との暮らしを考える会
代表  田中 眞人

活動の目的

野良猫から地域猫へ

最近野良猫が減ったとお感じになられている方は、ご近所に避妊・去勢手術を終えた目印として「耳先カットが施された猫たち」を見かけませんか?
それは、どなたか個人の方が、もしくは地域住民の有志の方々が協力し、野良猫を増やさない為にTNR活動を行った結果です。その猫たちはもう仔猫を産み増やす事はなく、一代限りの命を生きています。

逆に野良猫が増えたとお感じになられている方もいらっしゃると思います。
それは地域住民の方々のどなたもが野良猫に避妊・去勢手術をせず、増えている事を黙認し、繁殖をくりかえしている結果かもしれません。

野良猫をうみだしてしまうのはお母さん猫ではなく「避妊・去勢手術をしないまま」野良猫に餌を与えたり、何らかの理由により飼い猫を捨ててしまった人たちではないでしょうか。

私たちと同じに猫たちも「命あるもの」です。喜びや恐怖を感じる心を持ち、痛みも感じます。

猫に対する感情は人それぞれに違いますが、話すことの出来ない猫たちに代わって命を守れるのも人だけです。

猫は愛護動物(野良猫を含む)として「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」によって守られております。みだりに給餌をやめ衰弱させたり、殺傷したりすることは法律で禁じられており、罰則が科せられます。

平成25年9月1日からは愛護動物に対して殺傷・虐待することについて以下のとおり罰則が引き上げられております。

・みだりに殺傷したり、傷つけることは2年以下の懲役又は200万円以下の罰金
・遺棄したり、みだりに給餌や給水をやめて虐待することは100万円以下の罰金

動物愛護管理法の観点からも、野良猫の命を排除することなく、「増やさないことも愛情」と考え、地域の環境問題に対する取り組みの一環として「TNRした猫」や「地域猫」がみなさまと共生していける街づくりをわたしたちは目指しています。

どうかご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。